■ 報告
業界を超えた集まりで多くの学びがありました。
講義の後のワークショップでは機能性表示食品、医薬品の情報のユーザーテストを実際に模擬で行い、使い手の目線からの多くの発見がありました。
■概要
サプリメントでのリスクマネジメントではリスクとベネフィット分かりやすく相手に伝えることが鍵になります。表示(ラベル)やパッケージ、安全性情報等の伝え方によっては、情報が誤解され、人命やひいては組織の危機につながることもあるからです。リスク を「相手に伝わるように伝える」コミュニケーションは安全対策なのです。
本セミナーでは、安全情報をどうシンプルかつ分かりやすく相手に伝わるように伝えるかを、過去の事故や海外の事例から体系的に学びます。さらに、表示を消費者・患者さんにとって分かりやすいものにするために、科学的に検証し改善へのアプローチを提案する少数人数でのワークショップ(表示改善ワークショップ)により、より実践的なコツをお伝えしていきます。
シンプルに伝えるリスク:
リスクコミュニケーションを科学する
2018 年 8 月 3 日(金) 航空会館 205 号室
13:30-17:00 定員:20 名
■タイムテーブル 【訂正あり】
13:30~13:40 はじめに リテラジャパン代表 西澤
13:40~14:10 リスク伝達:平時と緊急時のコミュニケーション 西澤
14:10~14:35 安全情報を伝える際の間違いとポイント 西澤
(休憩)
14:50~15:10 リスクコミュニケーションを科学的に検証する 山本
15:10~15:40 一般向け読みやすさの指標:ユーザーテストから分かること・薬とクライシスコミュニケーション:薬害からリスク管理計画へ 山本 (時間変更有)
15:40~16:40 表示改善ワークショップ 山本・西澤
16:40~17:00 参加者からひと言・閉会
■登壇者:
山本 美智子 (やまもと・みちこ)
熊本大学 薬学部/東京理科大学薬学部客員教授
元昭和薬科大学臨床薬学教育研究センター長・医薬品情報部門教授。熊本大学薬学部卒業後、ドイツフライブルグ大学言語学部留学。東京医科歯科大学大学院(Ph.D取得)。国立医薬品食品衛生研究所、(独)医薬品医療機器総合機構を経て、医薬品の安全評価、リスクコミュニケーションの教育・研究に取り組む。国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)研究班代表者。主な著書に、「薬害・副作用学」、「FDAリスク&ベネフィットコミュニケーション」、「最悪に備えよう(WHO Expecting the Worst)」がある。
※2018年6月7日付 読売新聞 医療面 解説スペシャル 「子宮頚がんワクチン 接種低迷」に山本氏の「丁寧に説明する過程が必要」とのコメントが掲載されています。
西澤 真理子(にしざわ・まりこ)
リテラジャパン代表
インペリアルカレッジ・ロンドン PhD専門:リスク政策、リスクコミュニケーション 筑波大学工学部非常勤講師。日本学術会議連携会委員。
厚生労働省 薬事・食品衛生審議会委員、総務省 生体電磁環境に関する検討会委員、他。福島原発事故時には、福島県飯舘村でコミュニケーションアドバイザーを務める。国連 国際原子力機関(IAEA)パブリックコミュニケーション コンサルタント。
■参加費:26,000 円(テキスト代込み、消費税別)
■テキスト: 西澤真理子著『リスクコミュニケーション』(定価 900 円 エネルギーフォーラム新書)、『やばいことを伝える技術』(定価 1,000 円 毎日新聞出版社)、『リスクコミュニケーションハンドブック』(リテラジャパン発行)を参加者全員に差し上げます。フライヤーダウンロードは こちらのリンクです
litera_omote_20180803-3セミナー事務局 担当:(有)アルパシエ 小澤
Tel: 03-6423-8262(祝祭日を除く平日9:00-18:00)
Fax: 03-6423-8263(24時間受付) Mail:panel [at] literajapan.com