4月14日に記者ブリーフィングを大手町のJAビルで開催いたしました。
ハザードをどう決定するのか。国際がん研究機関(IARC)の部長
であった山崎洋先生に解説いただきました。
科学的評価によるものですが、最終的には人が決めるもので
あるため、絶対、のようなものがないことを知りました。
NITE理事長の安井至先生からは、欧米人と日本人のリスク感
の違い、リスクをどう捉えたらよいのかを伺いました。
「双方向性の欠如」「絶対安全」という言い方が
関係者間の不信感を作ってしまうことを
再認識いたしました。
科学リテラシーの改善と同時に、伝え方の工夫が必要と
考えた3時間でした。
懇親会では「つむぎや」さんの美味しい食事、ワインでさらに
話が弾みました。
お忙しい中、ご参加を頂いた先生方、記者、編集者の方々、
どうもありがとうございました。
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日時 2014年4月14日(金)14時30分~17 時30分(受け付け 14時15分より)
場所 JAビルコンファレンス 302会議室 (経団連会館隣)
(交通アクセス:大手町駅からC2b出口直結)
★参加費 無料
★ご参加対象 報道関係者 25名
★話題提供者
安井 至 氏 (東京大学名誉教授)
山崎 洋 氏 (関西学院大学名誉教授、元IARC多段階発がん研究部長)
★開催趣旨・トピック
リスク、ハザード。食品、医薬品、化粧品から技術の人体影響まで、幅広い分野において安全性評価で使われる言葉です。
しかし、リスクとハザードの違い、国内外での評価方法、日本での課題など、このふたつのキーワードについての理解がまだ進んでいません。
今回はこの分野でとりわけ造詣の深いお二人の講師をお迎えし、メディアの皆さんと理解を深める場にしていこうと考えております。
★ご参加された方への特典
〇 JA新ふくしま 「桃の涙 」1本500ml
2年前、記者・研究者と一緒に「つながるツアー」で福島の果樹園、肉牛農家を訪れました。「桃の涙」は、福島の桃の果汁と福島の地酒をブレンドしたお酒です。 (※ 前日までのご登録者に限ります)
〇西澤 真理子 著『リスクコミュニケーション』(2013、エネルギーフォーラム新書)
リスコミって一体なんだろう?分かっているようで曖昧に理解されがちな
リスクコミュニケーションの理論と実践を、これまで欧州での研究、日本での具体例を入れ、解説した一冊です。
★懇親会
17時からは人気料理ユニット、つむぎやさんのケータリングで、ワインと軽食をご用意しております。
「つむぎや」金子健一とマツーラユタカからなるフードユニット。
「食を通して、人と人とを、満ち足りたココロをつむいでいく」をモットーに、雑誌やイベント、ケータリングなどで、和食ベースのオリジナル料理を提案している。
『のっけめん100』(主婦と生活社)、『あっぱれ!おにぎり』(金園社)など著書多数。
つむぎや:http://www.tsumugiya.com/
ブログ:http://zakkicho.tsumugiya.com/
★タイムテーブル
14:30~14:40 はじめに 西澤 真理子
14:40~15:25 リスクをどう理解するか 安井 至
15:25~16:10 ハザード評価とは
IARC(国際がん研究機関)の経験をもとに 山崎 洋
16:10~17:00 クロストーク「リスク×ハザード×リスクコミュニケーション」
記者の皆さんとの議論・閉会
17:00~17:30 名刺交換会※会場内にてお飲物と軽食をご用意しております。
★登録・問い合わせ
対象のPress関係者にはご招待状を発送しております。
詳しくは事務局にお問い合わせください。
「記者ブリーフィング」事務局 担当:(有)アルバシエ
電話番号:03-6450-0856(祝祭日を除く平日9時から18時)
FAX:03-3767-8856(24時間受付)
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