リスコミの課題とは？
リテラジャパンメルマガ48号を発行しました。
冒頭だけご紹介します：
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リスクコミュニケーションとは何か。私が懸念していることのひとつは、
その定義、目的がわが国であやふやなことです。リスクコミュニケーションは
わが国で「リスコミ」とも呼ばれます。「リスコミ」ということを、
聞くといろいろな方がいろいろなことを思い浮かべます。
リスクコミュニケーションはカタカナ言葉ですし、かつ、ソフトに聞こ
えるので、新しい概念のように聞こえます。しかしこれは誤解です。
米国や欧州ではすでに、リスクアナリシス、これはリスク分析もしくは
リスク解析と訳されますが、リスクアナリシスの要素として「リスク評価」、
「リスク管理」「リスクコミュニケーション」という概念が確立しています。
これは欧米での様々な議論の末に確立したものであり、それに基づいて
実践が行われています。「リスクコミュニケーション」は概念としても、
その手法もきちんと確立されたものです。そして、リスクコミュニケーション
は二つのことを伝えます。リスク評価、これは科学的判断です。そして
リスク管理です。行政であれば政策を立てますし、企業であれば経営判断をします。
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