12月25日に第54号メルマガを発行しました。
「やってみなはれ」を危機管理に。そして、リスク情報を早期に拾うシステムを充実させる。
サントリーホールディングの冨岡伸一さんのお話を特集した年末拡大号です。
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■「やってみなはれ」は危機でも大切
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西澤(司会)「今日はサントリー ビジネスエクスパートで長年にわたり
品質保証をご担当されている冨岡伸一さんにサントリーがどう品質保証を
行っているのか、じっくり伺っていきたいと思います。サントリーさんは
『やってみなはれ』の文化で有名ですが、その言葉がどのように実際の
オペレーションに浸透しているのか。私も興味津々です。
とりわけ、5月に『トクホCMに改善要望』と、サントリーの黒烏龍茶の
CMに消費者庁が改善要望を寄せた、という東京新聞の報道があり、
何でこれが起きたのか。知りたいと考えています。ではお願いいたします」
※この報道についてはFoocomでも実は消費者庁は同社に改善を求めて
はいない、と、誤報であったことを書いています。
http://www.foocom.net/column/editor/7115/ (編集部注)
冨岡氏「まずはサントリーグループが何を販売しているのかです。
歴史的に見ると最初は洋酒です。『赤玉ポートワイン』を生みだし
日本の洋酒文化を拓いてきて、日本初のウィスキー事業に着手しま
した。ただ、洋酒販売量の歴史を見ますと、1983年にピークを迎え
その後はずっと落ちてきました。ウイスキーに至っては26年間落ち
続けました。3年前のハイボールブームで少し回復しましたが、
V字回復とは言わずにホッケースティック回復と言ってます。
角度が緩いんです。今は事業別に売上高をみると、6割が食品
(飲料プラス健康食品)と言う会社です。
サントリーグループの理念ですが、Valueは皆さんもご存じの
『やってみなはれ』。それ以外にも『利益三分主義』『自然との共生』
などあります。
『やってみなはれ』と言うのが会社の危機管理でも大事になっています。
品質保証に関しては、昔は『美味』『安全』『安定』で良かったものが、
今は『美味・機能性』『環境・エコ』『安全』に変わり、これら切り口の上に
『信頼』が無いと、お客様の信頼・要望にこたえられない時代になりました。
ただし『安心』は括弧(かっこ)して伝えてます。