いつものリスコミ勉強会の延長としてリテラジャパン 夏期勉強会
「参加型のリスクマネジメント:街づくりから減災まで」を開催しました。
話題提供者の岡田先生からは、四面会議という参加型の討議方法での
小さな集まりから大きなうねりにつなげるという方法を学びました。
協動作業を行うには小さな集まりを重視していく。それを何度も繰り返して
いく大切さを共有できました。
また、釜石の奇跡(小学生が率先して津波から避難したことから)は
群馬大学の片田先生の長年の、それも、地元に理解されない状況を
克服しての地道な試みがあったお話も聞け、奇跡というものはやはり
日ごろの積み重ねがあってのことだと思いました。
★岡田 憲夫(関西学院大学災害復興制度研究所長、
総合政策学部教授。京都大学名誉教授。
前大阪府都市計画審議会会長) http://www.fukkou.net/overview/profile_okada.html
国際総合防災学会(IDRiM Society)会長http://idrim.org/
★西澤 真理子(リテラジャパン代表) http://literajapan.com
・開催趣旨
岡田先生は長年京都大学の防災研究所の教授・所長を務め、
近年では災害の総合的なリスクマネジメントの視点から、
地域づくり、町おこし、防災に取り組んでいらっしゃいます。
「ひとりから始める事起こしのまちづくり」という概念を中心
に活動を進めており、その実践からお話を伺います。
西澤は福島県飯舘村でのリスクコミュニケーションの
アドバイザーとして震災後関わりました。
その経験から、なぜ科学者の言葉が住民に伝わらなかった
のかを実際の経験からお話します。
この7月まで静岡で浜岡原発についてステークホルダーを
集めての議論を行ってきた経験からも、数字や根拠を基
にする科学の言葉と一般のリスク認知のギャップについて
お話していきます。
これからの総合的リスクマネジメントの理解を深める場に
していこうと考えております。ぜひご参加ください。
・対象者:メルマガ読者、LJ勉強会登録者。
リスクマネジメント、減災や地域づくりに関心の
ある企業関係者、メディア、消費者団体、研究者、
行政など(ただし、同業者の方はご遠慮ください)。
・構成
■科学者の言葉がなぜ伝わらなかったか:福島県飯舘村での経験から
■減災とリスクマネジメント。参加型の協働作業の場作り・まちづくり:
四面会議の実践例
■会場との議論:参加者からも一言
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担当 (有)アルパシエ小澤 (電話 平日9-18時 03-6423-8262)