「<やばいこと>を伝える技術」を語る
よみうり大手町スクール サイエンス読書カフェに、4月17日夜 登壇しました。
リスクを判断するときは科学だけではない。でも、どうやって専門家と当事者の間のギャップを埋めるのか。
医療関係者や現場にいる参加者からの声で、過剰な専門家側の防衛が相手との距離を広げ、信頼関係が結べないという実態を再認識しました。
どの分野かに関わらず、地道な対話が必要、と感じました。
ご参加ありがとうございました。小出氏のモデレーションでよい読書会となりました。
以下、紹介文を転載します:
中公新書を中心に科学の本を読み、感想や意見を交わします「店主」は元読売新聞の元編集委員。著者も迎えます。<著書と語る・4月のサイエンス読書カフェ>
4月17日(火)のサイエンス読書カフェは、西澤真理子さんの著書「<やばいこと>を伝える技術」(毎日新聞出版)がテーマです。 西澤さんは、科学と社会のあいだをつなぐ、サイエンスコミュニケーションの研究者であると同時に、日本では数少ない実践家でもあります。遺伝子組み換え技術、豊洲・築地市場汚染問題、理化学研究所STAP細胞事件、福島原発事故……科学をめぐるコンフリクトは21世紀に入って増える一方ですが、事故、不祥事、トラブルに直面して、どのようなコミュニケーションが求められるか、実践例を踏まえてのメッセージは説得力が有ります。著者の思いをうかがい、討論につなげたいと思います。
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