メールマガジン

【メルマガ】第88号 リスコミA-Z 日常の感覚で伝える

【メルマガ94号】
5月17日にメルマガ94号を発行しました。
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◇リスコミA-Z:給食タケノコから放射性物質、という報道
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先週 5月12日、朝日と産経新聞に「給食タケノコから基準値の
2.3倍の放射性物質」との見出しが立ちました(社会面)。
記事によると、タケノコからは一キロ当たり130から230ベクレル程度の
セシウムが検出されたのことです。

さて、いったい、たけのこご飯はどれだけのリスクなのでしょうか?
たけのこご飯一食には勿論、1キロのたけのこは入りません。
春の味覚、たけのこご飯を最近食べた方はお判りでしょうが、
せいぜい、数切れといったところでしょう(贅沢な場合は多いけれど)。
いろいろなたけのこご飯のレシピを見ましたが、2から3合の米に、
200グラムのタケノコを入れて炊く、というのが標準でした。
(続く)

【メルマガ92号】
4月26日に92号を発行しました。
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◇リスコミA-Z:チェルノブイリ事故から30年、福島事故から5年
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今日で丁度、チェルノブイリ事故から30年が経ちました。
ドイツやオーストリアのテレビでも特集が組まれています。
当時はソビエト体制の中での事故で、まだ、
分かっていないことがたくさんあるようです。
いずれにせよ、30キロ周辺の住民は避難し、今でも、
当時のままの家が放置されている映像が流されました。

福島での原発事故から5年。
こちらでも5年という節目で、注目されています。
しかし、どこまで福島での事故が正確に伝わっているのでしょうか。

残念なことには、福島についての海外での社会学研究に、
誤解やあいまいな点が多く見られます。
それを海外の学会や会議に参加して実感しました。
(以下、続く)
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【メルマガ90号】
4月10日に90号を発行しました。
「リスコミA-Z:失敗は想定内。それを恐れてはならない」

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以下、抜粋します:
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Failure is an option, fear is not.
(失敗は想定内。それを恐れてはならない)
新しいもの発見にはリスクが伴う。
だから失敗も当然。リスクを取らなければ発見はない。
「TEDトーク」プレゼンイベントでのカリスマ映画監督、
ジェームズキャメロンさんの言葉に引き付けられました。
この言葉に引き付けれられた理由の一つは、
半蔵門線でベビーカーが100Mも引きずられた、という報道です。
(以下続く)
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【メルマガ89号】
3月27日に89号を発行しました。
「リスコミA-Z:虚構が通じる時代ではない」

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以下、抜粋します:
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「2011年の福島原発の事故を経て、日本では今、参加型のリスク
コミュニケーションが注目されている。従来は国や関連企業など少数の
利害関係者が閉ざされた場で意思決定してきたが、参加型リスコミでは
市民も交えて開かれた場で意見交換をし、それを意思決定に反映
することが求められる。」

去年開催した、静岡での原子力発電をめぐる参加型勉強会を振り
かえりました。
「日本では参加型が難しいと思われがちであったが、実践して分かった
ことはきちんと議論の場を設定すれば参加型は可能である」。そう
締めくくりましたが、これは実感です。
びっくりする位、まともな議論が出来たのです。

さて、わたしが参加型にこだわるのは、「虚構が通じる時代ではない」し、
「そんな余裕がない」からです。

それには、ツイッターが登場してからこの10年でのネットの急発達、そして、
情報伝達の変革という大きな波があります。その環境では30年前の
住民との対話や議論の方法が通用するという考え方には、
無理があるのではないでしょうか。

その情報の変化、を象徴象徴する企業に「グーグル」があります。
最近、スティーブジョブスやYahooのメイヤーの話を読みましたが、
新しい企業文化、ネットユーザーの参加を象徴するのは、
グーグルでしょう。

『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』
(辻野晃一郎 著・グーグル日本法人元社長)

ソニーを辞め、グーグルに転職した辻野さんの書かれた本です。
その中に、「グーグルが見つけた10の事実」が紹介されています。

1 ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後から付いてくる。
2 ひとつひとつのことをとことん極めてうまくやるのが一番
 Its’s best to do one thing really, really well.
3 遅いより早い方がいい
4 ウェブでも民主主義は機能する
5 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけでない
6 悪事を働かなくてもお金は稼げる
 You can make money without doing evil.

(以下続く)

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【メルマガ88号】
1月30日に88号メルマガを配信しました。

【メルマガ第87号】
1月16日に第87号のメルマガを配信しました。
「リスコミA-Z 対談「リスコミの場の作り方」
(PART7 最終回)です。

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以下、抜粋します:
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昨年から科学技術のベンチャー企業の支援に関わっています。
「ベンチャー」のキーワードに注意して聞いていると、
多くの記事や本が話題に上がっています。
最近の『学士会会報』(旧帝大の会員向け月刊誌)には、
経営競争基盤代表の冨山和彦氏の記事が寄稿されていました。

冨山さんは「日本の大学教育は大多数のものに役に立たない」
という発言で社会的な議論を巻き起こした注目の方です。
その記事では、東大発の2足走行ロボットベンチャーをなぜ
日本がとりこぼしてしまい、グーグルに買われてしまったのか
という例を挙げ、日本には質の高くアメリカの企業が欲しい
ベンチャーがたくさんあると論じています。
「一億無責任社会 日本が危ない:先送り経営と決別せよ」
という『日経ビジネス』の最新号にも、日本はなぜ
ベンチャーを育てず、
賞味期限が切れた企業を救おうとするのか、の話が。

その中の記事に冨山さんが例えに挙げた「シャフト」
の経営者が「一番助けてほしい時に、日本は僕らを見捨てた。
認めてくれたのはアメリカでした」と語っています。

最近読んだアップル社の創業者 スティーブ ジョブズの伝記
『Steve Jobs』に出てくる日本企業についての氏の観察が重なります。
ジョブズ氏は日本から実にたくさんのヒントを得ています。
(以下続く)

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【メルマガ第86号】
12月26日に第86号のメルマガを配信しました。
「リスコミA-Z 対談「リスコミの場の作り方」(PART6)です。

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以下、抜粋します:
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◇はじめに:エネルギードリンクと過剰摂取
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皆さま、お変わりはありませんでしょうか。
リテラジャパン西澤真理子です。
年の瀬ですね。
さて、カフェイン中毒で男性が死亡というケースが先日報告されました。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2663652.html
エネルギードリンクを定期的に飲んでいたというです。
エネルギードリンクとカフェインの問題は日本でもメディアで
議論されてきました。
http://www.sankei.com/premium/news/150506/prm1505060020-n1.html
欧州など海外では、すでに若年層とカフェイン中毒の問題が問題と
なっています。2014年、WHO欧州事務所ではこの問題について専門家による
報告書を出しており、たばこやアルコールと違って年齢によっての
摂取制限がなく、子供に対する悪影響が明らかだとしています。
また、ハンガリーでは2012年にエネルギードリンクなどの商品に「健康税」を
かけ(買いにくくし)ていて、スウェーデンではいくつかの商品は薬局でしか
購入できず、子供への販売が禁止されています。
健康ドリンク大国の日本ではこの問題はどのように
なっていくのでしょうか。
年明け開催のリスコミ勉強会ではこれもテーマで議論していく予定です。

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◇リスコミ対談より ◇ リスコミの場の作り方 (PART 6)
対談出席者:日和佐 信子,小島 正美, 西澤 真理子
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メディアだけが問題か?:行政はどうか?
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西澤 危ない情報の反乱の問題で「メディアだけが問題か」
ということを話したいのですが,行政はどうなのでしょうか.
小島 さっきのお天気キャスターの話ではないけれども,
行政は情報の流し方が下手だと思うんです.間違った記事を書いても,
何も反応しない例が割とあるでしょう.
間違ったことが次々引用されていって,また同じようなことが出て
くるので,間違った報道を見たときには,対応しなければ
いけないということなのです.
西澤 それはなんでもそうじゃないですか.
(以下続く)
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2016-10-25T01:14:51+09:00 2015.12.30|Categories: メルマガ|